NISAを始めたいと思っていても、「損をするのが怖い」と感じることがあります。
この場合、すぐに「始める・始めない」を決める必要はありません。
まず確認したいのは、自分が何を怖いと感じているのかです。
まず確認したいこと
次の項目を、分かる範囲で確認してみてください。
- NISAに毎月いくら投資しようとしているか
- 投資に回すお金を、近いうちに使う予定があるか
- 投資したあとも、生活に必要な現預金を確保できるか
- どのくらいの期間、運用するつもりなのか
- 価格が10%、20%、30%下がった場合、損失額はいくらになるか
- その金額まで下がったとき、自分はどう感じそうか
特に、下落率を「%」だけで考えず、実際の金額に置き換えてみると状況を把握しやすくなります。
たとえば100万円を投資して20%下落すれば、評価額は80万円です。
「20%下落する可能性がある」と考える場合と、「100万円が80万円になることがある」と考える場合では、自分が受け取る印象が違うかもしれません。
「怖い」の中身を分けてみる
同じ「NISAが怖い」でも、理由は人によって異なります。
生活に必要なお金が減ることが怖い
投資額そのものより、投資に回そうとしているお金と生活資金の関係を確認する必要があります。
値下がりそのものが怖い
どの程度の値下がりを想定しているのか、金額に置き換えてみると考えやすくなります。
自分の選んだ商品が間違っているのではないかと怖い
商品を比較する前に、投資する目的や期間、どこまでの値動きを受け入れられるのかを整理する方法があります。
一度始めたら続けなければならない気がして怖い
「どのような状態になったら積立額や運用方法を見直すのか」を、始める前に決めておく方法もあります。
怖さの原因によって、次に確認する情報は変わります。
選択肢は「始める・始めない」だけではありません
確認した事実をもとに、いくつかの選択肢を比較できます。
- 今は始めない
- 少額から始める
- 当初考えていた金額より積立額を抑える
- 現預金を増やしてから始める
- 当初考えていた金額で始める
たとえば「月5万円では値下がりが気になりそうだが、月1万円なら生活への影響を気にせず続けられそう」と考える人もいるでしょう。
反対に、家計や資産状況を確認した結果、「想定していた金額でも問題なさそう」と判断する人もいるかもしれません。
どちらが正しいという話ではありません。
自分が確認した事実と、自分が選んだ金額の理由がつながっているかが一つのポイントになります。
判断するときに見ておきたいこと
NISAは、投資によって得た利益が非課税になる制度です。
一方で、NISAを利用すれば投資したお金が減らなくなるわけではありません。株式や投資信託などには値動きがあり、元本割れする可能性があります。
そのため、「NISAを使うか」だけではなく、次の点まで一緒に考えると、自分の判断を整理しやすくなります。
どのお金を投資に回すのか
どのくらいの期間を想定するのか
どの程度の値動きなら受け入れられそうか
どのような状態になったら判断を見直すのか
次に確認するとよい情報
NISAそのものを知りたい
金融庁のNISA情報から、制度の仕組みや長期・積立・分散投資について確認できます。