本の紹介
- タイトル:知的思考の技術
- 著者:木村尚三郎
- 出版社:講談社現代新書(1993年発売)
- テーマ:考える力、問いを立てる力、目的意識
なぜこの本を手に取ったか
思考がぐるぐると迷子になっていた時期。
何かを考えようとしても、答えが出ない。
答えを出すことばかり焦っていた。
そんなとき、
「知的思考の技術」という、
どこか静かで確かな響きを持つタイトルに惹かれて、手に取った。
読んで印象に残ったこと・気づき
「答えを探すのではなく、問いを立てること」
この本が教えてくれたのは、
問題を解こうとする前に、
そもそも「何を問うべきか」を考えることの大切さだった。
目的を定義すること。
ただ進むのではなく、
どこへ向かうのかを自分で決めること。
それが思考のはじまりだということに、
静かに気づかされた一冊だった。
今の自分にどう影響しているか
何かに迷ったとき、
すぐに答えを出そうとしない。
まず、「自分は何を知りたいのか」「どこへ行きたいのか」を考えるようになった。
家計管理でも、経営でも、
数字を追う前に「自分たちの目的は何か」を問い直すようになった。
小さなことのようでいて、
実は未来を大きく左右する、そんな技術をくれた一冊。
こんな人におすすめしたい
- 何かに迷って、思考がぐるぐるしている人
- すぐ答えを出さなきゃ、と焦ってしまう人
- 「目的」を定める力を磨きたいと思っている人
この本は、
そんな人の思考に、そっと灯りをともしてくれるはずだ。